無事搬出・搬入を終え、いよいよ屋根の棟を上げていきます。
大安ではありませんが、先勝なので良しとしましょう。ちょうど、お天気も味方をしてくれて、雨が降らずに待ってくれています。
それまで屋根を支えてきた木材は、現代のような真っ直ぐなものではありません。
木そのものの形をうまく利用して組んであるので、いざそのゆるやかなカーブに直角のモノをはめ込んでいくのは、なかなかに難しいものです。
黒光りのする梁に墨で印をすると見えなくなるので、今回の場合は、白い粉で印をつけていきます。
もちろん、新しい材には、黒の墨です。
